【松本市】大切な人への想いで作られたウクライナとロシアのイースターエッグの展示が、ナワテ横丁にある民族衣装のお店Ohacoで2022年3月10日から始まっています。
松本市内に「ウクライナを中心にヴィンテージ民族衣装や雑貨、オリジナル服とその型紙の販売」(Ohacoホームページより)をするOhacoが、「ウクライナとロシアのイースターエッグ」を集めた展示を2022年3月10日から4月15日まで行っています。
一般的にはイースターエッグとして知られているものですが、元々スラブ諸国にはエッグアートという新しい命のシンボルとして作られる工芸品があり、ウクライナではピサンカといって家族の健康や安全、感謝、平和を願い作られているものがありました。
店内にはたくさんのエッグアートが展示してあり、店内中央に飾られているコーナーにはウクライナで作られた色鮮やかなピサンカがあり(トップ画像参照)見応えがあります。すべて本物の卵でできており、模様はろうけつ染めだそう。
一つ一つ手作りで時間をかけ大切な人への想いを込めて作られたピサンカを見ていると、手元におきたくなります。
当初たくさん展示していたそうですが、ウクライナを応援したい!と買っていかれる方が多くかなり少なくなったとのこと。そのため現在はお気に入りのものがあったら予約をし、展示が終わってから取りに来るというシステムに変わったとのことです。
こちらはロシアのエッグアートで、繊細なカッティングが施されたものが多いです。ロシアでは昔、宮廷に献上しておりそのため豪華なエッグアートです。
卵という同じ素材を使ったものでも目的によりこんなに差が出るのは面白いですね。
2019年3月18日にオープンしたOhaco。店内にはウクライナの民族衣装(ソロチカ)が販売されており、その刺繍の素晴らしさや可愛らしさに目を奪われます。
店主の永田みずほさんは、「ウクライナに知人がいるので安否が気になりますが、ロシアとウクライナの平和を祈り自分のできることで少しでも応援になれば」と今回の展示を始めたということでした。オンラインでの売上の一部をウクライナ大使館を通じ寄付することも決めたそうです。
「ウクライナとロシアのイースターエッグ」は4月15日まで展示していますので、ぜひ一度お店に足を運んでみてください。
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